トレーナー紹介

私の歩んできた道

スポーツへの情熱と、挫折の経験

小さい頃から野球や剣道、バレーボールとスポーツに明け暮れていました。しかし、怪我には常に悩まされてきました。小学生では肘の痛みを我慢し、高校では重度の捻挫で半年間のリハビリ生活。 「思い切り動きたいのに動けない」というもどかしさは、痛いほどよく分かります。その経験が、スポーツ医学への興味、そして「同じように苦しむ人を助けたい」という想いの原点となりました。

共通言語は「スポーツ」だった（フィンランド留学）

高校3年生でフィンランドへ1年間留学。当初は言葉もわからず、疎外感を感じる辛い日々でした。しかし、スキージャンプやアイスホッケーに必死に取り組むうち、言葉を超えて心が通じ合う友人ができました。「スポーツは世界共通言語だ」。そう肌で感じた経験が、トレーナーへの道を決定づけました。

★フィンランドこぼれ話 当時、フィンランドで大人気だったスキージャンプ。「日本人＝フナキ！カサイ！」のイメージで、私も「飛べるはずだ！」と期待され……見よう見まねで飛んだら16m（ほぼ落ちただけ）。本当に日本人かと疑われましたが（笑）、この無茶な挑戦がきっかけで、現地のワールドカップ開催時に日本選手団の宿舎へ招待されるという奇跡が起きました。あの時の原田選手との出会いも、今の私を支えています。

熱狂の中心で学んだアメリカ時代

その後、アメリカの大学へ。数万人が熱狂するスタジアム、街中がお祭り騒ぎになる大学スポーツの中心で、トレーナーとしてフィールドに立つ夢のような経験をしました。しかし、華やかな舞台の裏には、怪我に泣き、復活をかけて歯を食いしばる選手たちの姿がありました。彼らに寄り添い、再びフィールドへ送り出す。その責任と喜びを、6年間の米国生活で学びました。

「すべての人」に健康を届けたい

帰国後、プロ球団からの誘いもありましたが、私はあえて「一般の方」への指導を選びました。 アスリートも、主婦の方も、経営者の方も、身体の構造はみんな同じです。「選手だから特別」ではなく、生活の中で身体の不調に悩むすべての方に、プロレベルのケアと指導を届けたい。その想いから、2017年に大阪・南堀江に「LiteraMilita」を開業しました。