ダイエットをしたい、もしくはしている方からの質問は炭水化物に集中する。
お米やパンを食べないようにしています。
若い時はちょっとお米を食べなかったらすぐ痩せたのに!
夜は炭水化物食べたらダメですよね!?
炭水化物はいつから悪い奴になったんやー。
そもそも痩せている人はみんなご飯食べてないのでしょうか?
ちょっと考えればそんなはずはないことは、皆さんお分かりのはず。
私のジムではお勧めしませんが、ご飯を食べなければ体重は落ちます。
短い時間で急激に!も可能でしょう。
ただ何のためのダイエットでしょうか?
来月だけ期間限定で痩せればハッピーでしょうか?
来月も再来月も、来年も再来年も継続して。ですよね?
ではちゃんとライフロングで続けられることをしましょうよ。というお話です。
流れ
ダイエットではなぜ質より量で考えるのか
ちまたでは「質」ってすごく重要視されていますよね。睡眠の質!品質!大事!
仕事では時間の長さではなく、やった仕事の質で評価を!
スポーツでは限られた時間でも集中してより質の高い練習方法を!
ダイエットに関してはまだまだ量を減らすが先に来て、
食事の質を考えることが後にきていると感じる。
何を減らすかではなく、何を選択するか。そこからでも良いのではないでしょうか?
炭水化物抜くと逆に太りやすくなる
今現在の運動習慣、日々の食生活から、主食のお米を食べないという選択をすると、痩せるでしょう。人によっては急激に痩せることが可能です。ただそれはいつまで続きますか?いつまで続けるつもりでその選択をしましたか? 数か月は頑張れたとしても最終的にリバウンドをしたり、ストレスを溜め込んでしまったり、体調を崩したりすることに繋がります。もう我慢できないと限界をむかえ、過食に走って前より太ってしまったというのはよく聞く話です。体型を維持したいという気持ちはこれから先もずーっと続きます。これから先もずーっと続けることを考えて選択を!
「痩せたいなぁ、とりあえず今日の夜ご飯食べるのやめよー。」は絶対やめましょう。
炭水化物抜くと逆に痩せにくくなる
炭水化物を必要以上に抜くと体内のエネルギー源が減少するため、代謝が落ちて減量しにくくなります。つまり身体はエネルギー源があまり入ってこないものだから、できるだけ日々の生活を省エネにしようとします。いわゆる冬眠状態ですね。そうなると痩せにくくもなります。日々の生活も省エネモードになっているためぼんやりしていて元気が出ません。パワー不足に感じられると思います。この状態で運動なんて。。身体に負担をかけすぎで良いことありません。そもそも継続できません。
「ご飯も抜いたし、とりあえず今日10キロ走ってみよー。」は絶対やめましょう。
炭水化物を食べないとどうなるのか?
炭水化物の基本を確認しましょう!
炭水化物とは主に「糖質」と「繊維質」でできています。
「糖質」は体内でブドウ糖へ変わり、身体を動かすときの重要なエネルギー源です。そして脳を働かせるためにも重要ですね。「繊維質」は腸で水分を吸収してふくらみ、腸を刺激し蠕動運動を促し、排便をスムーズにします。便秘の方には特に欠かせない成分ですね。
1、筋肉量の低下につながる
炭水化物を食べないと体内のブドウ糖が減ります。通常はブドウ糖をエネルギーとして活動しますが、足りないとなると他で補うわけですね。この時になんと筋肉を分解してアミノ酸を作り出し、アミノ酸を消費していきます。ということは、筋肉を分解するわけですから、筋肉量が低下します。せっかくの筋力トレーニングも台無しになりかねません。
2、脳が働かずぼんやり
脳もブドウ糖を使って働いています。試験前にずっと勉強していたから集中力もなくなってきたー。ブドウ糖(甘いもの)を摂らないと!とか聞いたことありませんか?勉強だけでなく、日常生活でも脳は常に働いています。糖が足りないとぼんやりして集中力が低下しきちんと判断もできなくなります。イライラしがちになり物忘れなんかもひどくなるでしょう。
3、便秘になりやすい
繊維質の摂取が極端に減るので、便秘になったり、もともと便秘気味の方はひどくなったりします。腸内環境が悪くなると、色んな病気の元にもなるので、野菜から繊維質は摂ってまーすと安心せずにお米も食べましょう!
炭水化物はきちんと摂って味方につける!
適量のお米を食べると太りにくく、食べ過ぎを防いでくれる!
適量のお米を食べることで、身体・脳はきちんと働くことができるので、カロリー消費も効率よく行えます。便秘も解消されイライラもなくなり、気持ちも安定するでしょう。
そして腹持ちが良いことも重要です。炭水化物(特にお米)は腹持ちが良く、お腹が空きにくいのが特徴です。ついつい間食にお菓子に手が伸びる確率も下がります。そして食事中は満足感をもたらせてくれます。満腹中枢もいい感じで刺激してくれるので、もの足りない感が減ります。おかず中心の食事をしていると満足感が出にくい。その結果おかずの量が増え、塩分や知らず知らずのカロリーを多く摂取してしまうなんてこともあるあるですよー。
さぁどうでしょう?
それでもお米を食べることやめますか?
三大栄養素である、炭水化物・タンパク質・脂質をバランスよく摂取し、質の良い食事をまず心がけます。
そのうえで量を自分の消費カロリーと摂取カロリーを比べて摂取量を調節する。
そうすれば無理なく快適なライフロングのダイエットができますよ!
パーソナルトレーニングと自分でやるトレーニングの違い
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