流れ
daigoさんのストレッチ意味ない説をトレーナーが解説
先日、daigoさんが【ストレッチは意味がない】
という動画をYouTubeにあげられてましたね!
それについてどう思うのか?
トレーナー目線で解説したいと思います。
まず前提としてダイゴさんは
「トレーニングをする前に怪我の予防としてストレッチすること」
には意味がないと主張されていました。
柔軟性を上げる方法としてはストレッチは有効だけれども、
わざわざ怪我しないように準備運動としてストレッチは必要ないと言ってるわけですね。
ストレッチ自体を否定してるわけではないということが大前提になります。
ストレッチは2種類に分類される
ストレッチには2種類ありまして、
静的ストレッチと動的ストレッチと二つに分類できます。
ただほとんどの方がストレッチと聞いて頭に思い浮かべるのは静的ストレッチです。
なぜか?というのは学校の体育の授業が影響してると考えられます。
学校の体育ではストレッチととしてこの静的ストレッチを習うからですね。
そのことからだいごさんが言っているストレッチ意味ないというのは、
「怪我の予防のために静的ストレッチをトレーニング前にするのは意味がない」
と言っているということでしょう。
「怪我の予防のために静的ストレッチをトレーニング前にするのは意味がない」
ということはどうなのか?本当なのか?ということですが、
トレーナー業界では、この内容はもう何年も前から言われていることで、
さほど目新しい情報ではないと思います。
論文では確かに意味がないというデータが多く発表されてますね。
一般の方にはまだまだ浸透してない考えなのでびっくりした方も多かったかもしれませんね。
でも、でもですよ。
動的ストレッチは必要です!有効です!
なので、
ひとくくりにストレッチ意味ないと言ってしまうのは勘違いを生んでしまいそうです。
ストレッチとひとくくりにせず、静的ストレッチと言ってもらえると良かったですねー。
ということで、運動前に動的ストレッチはやりましょうね!
静的ストレッチと動的ストレッチの違い
ここから静的ストレッチと動的ストレッチの違いについてみていきましょう!
静的ストレッチは
反動をつけないでじっくり筋肉を伸ばすストレッチ
筋肉の柔軟性を高めて、カラダの可動域を広げるために行います。
動的ストレッチは
動きながら反動をつけて行うストレッチ
運動する準備の段階で筋肉に刺激を入れるために行います。
ではなぜ静的ストレッチが運動前に必要ないと言われているのでしょうか?
大きな要因はリラックス効果になります。
静的ストレッチをすると副交感神経優位になり、身体がリラックスしようとします。
これは今から運動をしようとしているのに、反対の作用になりますよね?
本来はこれから動くので身体を興奮状態に持っていきたいわけです。
運動前に静的ストレッチをしない方が良い??
ココに関して、トレーナーとして私の意見になりますが
ちゃんと目的意識をもって使い分ければよいと思います。
運動前であっても、慢性的な腰痛や痛みなどが身体に出ていて、
しっかりと柔軟性をだしてから軽い運動に入った方がスムーズに動く場合もあります。
軽く静的ストレッチを入れた後に、
しっかり動的ストレッチをしてトレーニングに入るのも良いでしょう。
大切なのは良い悪いではなく、
論文などの情報とトレーニングをする方の身体の状態を踏まえたうえで
何がベストなのかを考えることが大切かなと思います。
私が指導しているときはどうしているのか?
まずは軽い有酸素運動を10分ほど行います。
ジョグやバイクで、じんわり身体が汗ばむくらいで大丈夫です。
体の血流をよくして筋肉の温度を温め、これから動きますよーと身体に伝えるイメージです。
ここから必要に応じて軽く静的ストレッチも入れます。
その後に動的ストレッチをやるので、
少しリラックス状態に向かったとしてもまた興奮状態に持っていけると思っています。
軽くここでまとめておきますと、
「トレーニングする前に静的ストレッチを怪我の予防を目的として行っても意味ないよ」
という話でしたが、
ただ単に良い、悪い、やる、やらないではなく、
科学的情報を頭に入れつつ、個々の状態や目的を踏まえて
必要に応じて決めていけばよいということです。
最後に
「トレーニング前に動的ストレッチはやったほうが良い」
ことはわかってもらえたかと思いますので、
トレーニング前にやっておきたい動的ストレッチの動画を紹介しておきます。
動的ストレッチだけでも割と良いトレーニングになったりします!
怪我をしないようにトレーニングに励みましょうね!
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