筋肉痛にならないとトレーニングは無駄だったのか?と心配するクライアントの方と
お話しした内容を今回はシェアしていきたいと思います。
おそらく多くの方が、「筋肉痛がくる・こない」で
トレーニングの「効果があった・なかった」を判断してるんじゃないかと思います。
まず結論から言うと、「無駄ではない!」ということになります。
きっちりトレーニングしても筋肉痛が出ないことも全然ありますし、効果もあります。
筋肉痛になったから効果があるとか、ならなかったからないとか。
そういうものではないということですね。
流れ
◆筋肉痛になる原因は?
一般的によく言われるのが、トレーニングによって筋肉が損傷して、
その損傷部分が回復するときに前回よりも少し強くなる。
超回復する。
その時の損傷の痛みが筋肉痛である。というものです。
ただ筋肉痛になる原因はほかにもいくつか説があり、どれが本当なのかはまだわかっていません。
これはひとつの説に過ぎない。
ということです。
はっきりとわかっていないことに対して、
トレーニング効果のあるなしを筋肉痛の有無で結論付けることはできないですよね。
◆どんな時に筋肉痛になるのか?
ほとんどの方はトレーニングをして筋肉痛が出た経験があると思います。
でもトレーニングや運動をしたのに筋肉痛がでなかったという経験もあると思います。
どんな時に筋肉痛がはげしくて、どんな時に筋肉痛がでなかったでしょうか?
その違いを考えてみたことはありますか?
ちょっと考えてみてください。
一番筋肉痛がでる時はどんな時でしょう?
私の中でぱっと頭に浮かぶのは、以下の時です。
・久々にトレーニングしたとき
・初めて体験トレーニングを受けたとき
・いつもより重量をあげたとき
・新しいトレーニング種目をやったとき
・ネガティブトレーニングをやったとき
※ネガティブトレーニングは、筋肉が伸びながら力を発揮するトレーニング方法。
ベンチプレスをするときに重りをあげるのではなく、重りを胸方向に下ろしてくる動きに重きをおいたトレーニング方法
こんな時に筋肉痛は激しく出ます。
他にもこんな時!っていうのがありますか??
◆筋肉痛にならないトレーニング方法
単純ですが、先ほど挙げた「一番筋肉痛がでるとき」の逆を行えば筋肉痛になりづらい。
そこから考えると、
・継続的にトレーニングをする
・いつもやっている重さやメニューをする
・ネガティブトレーニングをしない
こういうことをやれば、筋肉痛になる可能性は低くなります。
それでも十分効果は出せるので、無駄ではありません!
◆筋肉痛にならないメリット
もちろんトレーニングをするうえで、より重い重量、新しい種目、新しい刺激は重要になります。
筋肉痛がでなくてもトレーニング効果はありますが、より大きな効果はだんだんと望めなくなります。
そうすると筋肉痛が起きることも必要不可欠ではあります。
ただ特にアスリートに目を向ければ、筋肉痛にならない方法を知ることは大きなメリットになります。
例えば、次の日練習だから、試合だから筋肉痛になるとパフォーマンスに響くので
トレーニングを2日間くらい休もうとすることはよくあります。
軽めの調整ですね。
でも筋肉痛にならないトレーニングができるのであれば、
トレーニングのサイクルを特に緩めることなく行うことができます。
いつものメニューをいつもの重量で調整してやれば、
十分にトレーニングを行いつつ、
良いコンディションで次の日を迎えることもできるようになります。
その辺りをコントロールできるようになれば、
トレーニングの間隔も大きく空くことはないのでそれもまた大きなメリットになります。
まとめると、
筋肉痛がなくてもちゃんとトレーニングを頑張ったのなら効果は出ます。
余計な心配をせずに、全力で日々のトレーニングに打ち込んでください!
今回の内容は動画でもお話ししていますので、ぜひこちらもご覧くださいね!
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